毎年恒例の新型iPhone発売時期が到来。ショップ店員にとっては苦痛でしかない
もはや毎年の恒例行事となっている新型iPhone発売。
今回のAppleの新製品発表会は、
日本時間で9月13日の午前2時からの開催が予想されています。
今回の新型iPhoneは、4モデル登場すると予想され、
iPhone Xs(OLED、5.8インチ)
iPhone Xs plus(Xsに統一するかも?)
(OLED、6.5インチ)
iPhoneSE2(4.7インチ)→ iPhone 7の後継機?
また、iPhone Xsでゴールドモデルが復活するかもしれない!という情報も出回っています。
詳しいスペックなどはまだ未確定情報なので触れませんが、こちらの記事で詳細を紹介されています。
https://www.sin-space.com/entry/new-iPhone2018-4model-lake
(sin-space様より引用)
9/28追記
新型iPhoneがついに発売されましたね!
種類は
iPhone Xr(10/19予約開始)
その後、全国の携帯ショップやAppleでの予約が開始。という流れになるんですが。。
ショップでの体験を綴っていきます。
新型iPhone発売前後が一番つらい
Appleの新製品発表会
ショップ店員が新型iPhoneに関してまず行うのが、
新型iPhoneの勉強です。
よく、事前にiPhoneの情報が来てて知っているんじゃないか?という声もたくさん聞いて来ましたが、
情報を知るのは皆さんと同じタイミングです!
なので、いち早く機種情報を勉強するため、
多くのショップ店員はAppleの新製品発表会を夜中にみます。
もちろん現地での発表なので、英語を自動翻訳している動画をみています。
発表会が約2時間ほどあるので、必然的に朝方まで起きていて寝不足、ということになります。
ここで一つ忘れちゃいけないのが、
新製品発表会を見るのは別に強制ではないというところです。
ただこれは強制ではないとはいえ、携帯ショップ店員としての意識に問いかけている部分もあるので、
もはや勉強するのは半ば必須とも言えます。
暗黙の了解。みたいなところですね。
基本は各店の店長クラスの人が代表して勉強し、
勉強した内容を各スタッフに落とし込んでいく、という流れになります。
まあiPhoneをものすごく好き!という方には苦にならないかもしれません。
新型iPhone予約開始
これももはや恒例の行事です。
基本発表会の次の日(今年でいうと14日)
に全国のApple取扱い店で一斉に予約が開始されますが、以前は鬼のように予約が殺到していました。
来るお客様はiPhone予約ばかり!(まあ当たり前ですけど)
他の案件のお客様の対応に手が回らないほどになります。
ですので、これから携帯ショップに出向こうとしているなら14日以前に行ったほうがいいかもしれません。
ただ最近はオンライン予約→ショップで受け取りされるお客様も増えてきたので、今年はそこまで混雑しないかもしれません。
それでもまだまだ来店予約されるお客様は多いはず。
今回はiPhone7から機種変更される方も多いでしょうから、やはり混雑は予想されます。
実際自分もこの時期を避けて携帯業界から身を引いたので、同じ考えの人も多いかもしれません。
新型iPhone発売
もっとも大変になるこの時期。
まず前日の閉店後に新型iPhone発売の準備に取り掛かります。(1日で済ませないと間に合わないので、夜中まで残る)
発売当日は、ショップによってはいつもより開店時間を早めます。(ここてまず寝不足。)
そして開店してからも大変。
iPhoneをショップで購入された方はわかると思いますが、基本は予約をした順に販売していきます。
発売当日の混雑を避けるため、事前に予約されたお客様1人1人に電話で来店時間を決めていき、当日の決めた時間に来店していただく。という流れになります。
ただここで問題になるのが
「iPhone購入以外のお客様も当然来店する」
ということ。
発売当日から何日かはスタッフ総出でiPhone販売業務に入る店もあれば、
iPhone販売スタッフとそれ以外のスタッフを分ける店があります。
基本は状況に合わせてですが、スタッフを分ける店が多いでしょう。
それでもお店が回らない時はiPhoneの販売をしながら同時進行で他のお客様も受けることも多々でてきます。(その場合、一番簡単な料金収納かiPhone予約業務をすることが多い)
いかに1人のお客様を早く終わらせるかが重要になってきますが、だいたい残業になります。
大概のお店は人手不足なので、iPhone発売日前後はスタッフ全員出勤になることが多いでしょう。
連勤地獄
忙しい波が少し収まるのが、
お店によっても変動はしますが1週間後くらいなので、その間は休めず普通に10連勤なんて当たり前になります。
自分の場合は最高15連勤でした。
9日目くらいまでは疲労感がハンパないですが、
10日目以降は悟りに入り、すべてにおいて「無」
になります。
そしてようやく平常運転。。?
新型iPhoneの販売が一通り落ち着くのがだいたい1ヶ月後。それからもちょいちょい新型iPhone目当てのお客様も来店されますが、混雑というところまではいきません。
「さぁ、これでやっと落ち着きを取り戻すぞ!」
と思うのもつかの間、一大混雑が予想される
「学割キャンペーン」
が始まるのです。。
携帯業界の一番忙しい時期のサイクルは
新型iPhone販売時期
9月〜10月(ショップによる)
学割キャンペーン
12月〜5月(だいたい3月までが忙しい)
トータルでいくと、秋〜冬が一番忙しいということです。
新型iPhone発売が苦痛と思うかは人それぞれ
一通り話しましたが、スタッフの中には「別に苦痛じゃない」と思われる方もいるでしょう。
理由は、新型iPhone発売時期はお客様も新iPhone目当てのお客様がほとんどなので
業務が単純になります。
仮に入社したてのスタッフでも、毎日毎日同じ作業の繰り返しになるのですぐに業務を覚えます。
逆に単純作業だからきついという人もいるので、そういう人には苦痛になります。
だから一概に苦痛という言葉ではくくれないかもしれませんね。
みんながきついところはやはり
- 連勤が続く
- 寝不足になる
- お客様の多さにテンパる、終わりがみえない
といったところでしょうか。
自分の場合は上の3点にプラスで
予約のお客様の管理が大変でした。
まとめ
いろいろ話してきましたが、正直ショップ店員の方しか共感できないような内容ばかりでした。
このことを少しでも理解していただけたら幸いです。
日本国内のスマホ人口の約半数以上がiPhoneを使っているくらいですから、新型iPhoneの発売時期は全体的に忙しくなるのは当然でしょう。
これから携帯ショップで働きたい!
という方は、今からの時期に入社すると忙しすぎてとても鍛えあげられますよ!
それが嫌な方は、入社は4月以降がいいかもしれません。
それではまた、次の記事もよろしくお願いします。